研究スタイル

本研究室には主に3つのスタイルがあります。

実機を動かす実験的研究
小さな室内で動かすことができる小〜中型の実験装置を作成・利用し、 ハード(装置)とソフト(数理手法)の両方を工夫して動かします。 主な作業は、設計と制作、計算機シミュレーション、実機による実験です。 見て触ることがきるので、うまくいった時の面白さが分かりやすいことが特徴です。

対象の特徴に合うように数理手法を工夫する理論応用的研究
科学技術や自然科学、社会のダイナミクスの解明・改善を目的に、 適切な数理手法を選び、それらを工夫して組み合わせることで、対象の特徴に合った 設計や解析の方法を明らかにします。 主な作業は数理手法に基づく計算と、計算機シミュレーションです。 計算機シミュレーションをベースとするスタイルは、 超微小なものから巨大なシステムまでなんでも取り扱うことができます。

普遍的な数理手法を開発する理論的研究
自然や人工物に起こる現象やダイナミクスの解析や設計における難しいことやまだ不可能な ことを整理し、その根底となる共通の数学問題にまとめ、解法を開発します。 主な作業は数学と、それを確かめるための計算機による数値計算です。 論理を駆使して、科学や社会の大問題に対する普遍的ブレイクスルーを目指すのが特徴です。