本研究グループの沿革

本グループ(通称伊藤研究室)は、伊藤博教授が九州工業大学に着任した1995年4月に 計5名(教職員(伊藤博)1名、博士前期課程1名、学部3名)の研究室 として発足しました。 発足以来、システム制御理論とその応用を研究分野とし、科学技術を リードするような対象や手法へと常に進化させながら、 動きのデザイン(ダイナミクスの制御)の研究を続けています。 その結果、本研究室は発足当初から現在まで、世界第一線で評価される 先導的な研究成果を創出し続けています。 発足当時の所属は情報工学部の制御システム工学科でしたが、 2004年度にシステム創成情報工学科に、 2018年度に知的システム工学科に学部組織名が改称されました。 本研究室は学科(2018年度学部4年生学科現在)の中で一番に歴史が長く、卒業生がとて も多いことが特徴です。2018年には福井善朗助教がグループに加わり、 現在は、教職員2名と学生11〜15名程度、ポスドク・研究員0〜2名程度から成る 研究室として、情報工学研究院のシステム創成情報工学研究系の教員が指導する グループとなっています。 学部からは情報工学部のシステム創成情報工学科の学生が、 大学院からは情報工学府学際情報工学専攻システム創成情報工学分野の学生が 本研究室に所属して活動しています。 本研究室では2018年3月までに、 118名が学士、48名が修士の学位を取得しています。 その他、多くのポスドクや訪問研究員が本研究室で研究を行ってきています。 本研究室のウェブサイトは、日本でのインターネット普及前の1995年に開設され、 2000年に現在のページの基本形が完成しています。

教育研究への貢献

本研究室は、毎年比較的に多くの数の学生が学習・研究しており、学科における教育研究にとても重要な役割を果たしています。 例えば、本研究室の教員当たりの指導学生数は、 平成24年度は卒業論文6[3.39]、修士論文5[2.17]、 平成23年度は卒業論文5[3.17]、修士論文4[2.22]、 平成22年度は卒業論文4[3.56]、修士論文3[1.61]のように (四角括弧内は学科教員平均)、学科平均を常に大きく上回っています。創作プロジェクト履修者も含めるとその数はさらに増えます。 賑やかな活気ある研究室です。

本研究グループの諸活動の記録

九州工業大学の歴史