学生へのメッセージ
大学での学習の最終地点は卒業研究です。楽しい卒業研究に到達するには、入学時から意欲的な学習が必要です。君も今の勉強を頑張って、4年生になったら伊藤研究室で自分を生かしてみませんか?
伊藤研究室
研究分野
バランスよいダイナミクスのデザイン - 新しいシステム制御を創る -

内容
本研究室では、新しいシステム制御(動くもの、ダイナミックなシステム)の実現に向けた、新しい制御方法の研究開発を行なっています。例えば、次世代の超小型大容量ハードディスク実現のためのマルチレートコントールや、微生物を使って環境への影響を最小に抑える下水処理方式、次世代の携帯電話通信のための電力制御方式、情報ネットワークの高速化制御、飛行機のホバリング自動操縦の実現する非線形制御、新しいエネルギー時代を支えるスマートグリッド、エネルギーセンサネットワーク、生体時計の維持機構や生命体・生態系のダイナミクスの解明と制御、マルチエイジェント型ロボティクスなどです。

本研究室で扱っている「システム制御工学」の目指すものは「オンラインセンシング」を活用した「ダイナミクスのデザイン」です。あらゆる「動くもの」の作成時に必要な、図案、設計、筋書き、構想、計画、下絵を統括して支援しながら新技術を創造する工学です。言い換えれば、物・音・画像・環境などあらゆるものに、希望する形態・動作・状態・性能などを指定したとき、それを手際よく達成・実現させる方法論を体系的に扱うのが「システム制御理論」です。音楽を例にとれば、楽譜や指揮者の役割が「システム制御理論」であり、楽器や演奏者が「コンピユータ、電子回路、機械、…」に相当します。「システム制御理論」は、無駄なく良い物を作る数学的アプローチとして現代社会のあらゆる科学技術において利用価値が高く、既存の物の組合せでは達成できない最先端へ近道を与える工学の頭脳となっています。

数学と工学の両方をベースとしているため大学1年生程度には難しく聞こえますが、皆さんもしっかり学習して4年生になれば、素晴らしいシステム制御の世界の入口に立てるでしょう。

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